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2006年 09月 20日

Fly Fishing 雑談 PartⅢ 伝わる殺気。伝わらない色気。

今回は趣向を変えて、あ~それはあるある。ありますよ・・みたいなFF誌のヨモヤマ話風に書こうかと思います。(笑

――― 先週の3連休は、久々に知人の別荘へお誘いを受け、那須へ家族で行く事に。
何時来ても静寂な場所で好きな場所の一つです。
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市内はガッチリ観光化された雰囲気ですが、勿論私の目的は当然ながらの釣り。
ええ、勿論日中は家族サービスも忘れてません。メインはそれが開放される早朝とイブニング。
一応、朝は3時起きで現場へ急行し、9時頃まで。イブニングは16時頃から18時までの合計
8時間は釣りに没頭できます。

あぁ~忙しない行動予定。(笑

以前板室温泉から程近い、深山ダム上流域では良い思い出が少しあったので、久しぶりに大川へ。

しかしながら、相変わらず崩落した道は完全に復旧していない様子。
この道は一応、会津田島の水無川まで繋がっていて道はもの凄く悪い。それなりに色々な場所へ行く機会があるけれど、ここの悪路は1級品。以前所有していたSUVですら躊躇する様な場所も多かったところです。
以前はもう少し、林道の奥まで入れた記憶があるのですが、今回は何と入り口付近で門前払い。(というより、警告看板の嵐。)
作業していて、すれ違う際にこれより先の復旧の状況を、地元の現場の方に聞くと、この先数十m先で各所に渡り崩落していて、とても普通には通れる状況ではないと言う。

通行止めとあっても、実際ある程度までは行けるのだが、ぬかった地形で今にも崩れそうな場所が連続。勿論、落石や土砂崩れがあった場合でも責任は自分・・・
ここは悲しいけど、途中で引き返しスゴスゴと退散し、ダムから下流を攻める事に。
渓相はそんなに悪いイメージは無いんですが、過去この辺の下流でまともに釣れた記憶は今までに無い。(腕のせい?・・・・・・・・・苦笑

予想通り、魚影すら感じられないまま朝は終了。
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そして日中買物や温泉、新しく出来た喫茶店の開拓やなんちゃら・・女性ってこういうの好きですねぇ・・って、きっと私も同じ事を言われてるに違いないんでしょうけど。(笑

午後は那珂川本流を攻める事に。

ここでも入渓点は自分より背のある2m近いヤブを暫く歩き、ようやく辿り着いて200m前後釣り歩く事に。天気は曇りだが水は全く濁っていない。山頂も持ちこたえている様で期待も持てたが、20cm前後のヤマメが1匹。しかも撮るにも撮れないど真ん中流芯近くでのHITで敢え無く終了・・

はぁ・・やっぱり栃木やそこいらじゃそうそう釣れないよなぁ~なんて思っちゃってました。(←典型的に、自分のスキルの事は棚に上げるオプティミストなお方

岸へ上がり、停めていた車まで歩いていると、本流へ流れ込む一本の沢。気になりつつもそこは完全な3面の人口堰堤で、川幅は4m弱。
無造作に品も雰囲気も無いコンクリートのブロックが順序良く間に入っている。
時間は18時過ぎ、ラインとフライをようやく結べるか否かギリギリの明るさ。フライはとっくにフロータントの能力を失い、水気タップリの水面直下仕様のエルクヘアカディス。

「まさか・・・こんなところにいたら苦労は無いよねぇ~。」

などと独り言を言いながらも、ダウンクロスで橋の上(約3m)からキャスト。

1投目・・・反応無し。  (うん。やっぱりね。
2投目・・・! 明らかにヤマメがフライを喰いそびれた。大きさにして多分22-23cm前後。(も・・もしかして)
そして3投目。ビシッ! キター!!!!!!!! ジャンプ一番くわえ込んだ元気の良いヤマメがHIT。

ふと思う・・今回ログハウスに泊めてもらう主人は大の川魚好き。
うーん、これくらいなら・・と、ちょっと可愛そうだが久しぶりにキープ。堰堤の3mもなんのそので手元へランディング。
7.5時間釣って今日一番のサイズにちょっと不甲斐なさを感じながらも、取りあえずまぁ釣れて良かったという「変」な安堵感も。(笑

そして、その直後に事件は起こった・・

4投目・・・一発目だった。先ほどHITした場所から丁度反対岸となるポイントへ流し込んだ時の事。

ブワッチャーン!!!!!!!!!!

一瞬、頭が真っ白になった。例えれば誰かが堰堤から石でも投げたのかと間違えるようなアタリ。
しかしその後すぐに、自分の竿にズッシリと伝わる重みで、釣れているのだと理解する。
激しく水飛沫をあげながら見えたのは、尺をゆうに超える35-6cmはあろうかというヤマメ!!

・・・さぁここからが生き地獄の始まりですわ・・(苦笑

堰堤下へ降りる階段やはしご、縄は一切無い。 無理に飛び降りれば大丈夫そうな高さだが、
着地に失敗すると間違いなく滑って捻挫しそうな高さ。
ましてバーブレス(返しバリ無し)の針を使用しているので、一瞬でもテンションを緩めたら
バラすのは目に見えている。

・・・さぁ引き続き生き地獄ですわ・・(爆

オロオロ、情けない位右往左往とはこういう事を言うのだという見本の様にたじろぎ、5分近い
格闘の末、下流に走られ6Xのティペットはいとも簡単にTHE END・・

暫く呆然とする私の近くに、数時間前に会った入漁券を売ってくれた店主がスーパーカブで偶然通りかかった。もう店を閉めて家に帰る途中だったらしいですが。

今しがた起きた話を、半分冷静に自分を笑うかのように、半分興奮しながらその事を話しました。すると店主は何かを知っている様な含み笑いをしてこう言ってきました。

「あは、きっと日中は竿先に殺気がプンプンしてたんでしょう。それで、今のは殺気が全く無い、
釣れると思って無いで振ったから釣れたんですよ、あは。」

そうか!それなのか!(←泣笑ちぅ

でも、今思えばもうすぐ漆黒の闇になる直前まで、川下へ降りて釣りをする事も不可能だったし、しかもどうせ釣れないだろと言ういい加減さが相まって釣れたのでしょうか・・
何とも言えない、こんな所にも「ヤツ」はいるんだという感動と、悔しさとが交じりつつも宿へ戻ったのでした。(笑
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ガツガツと色気満天で釣りに挑むも、魚に肝心の色気は伝わらず、釣ってやる!釣ってやるぞぉ!!という殺気だけは見事に伝わる・・これって本当にあると私は信じている1人です。(笑


こういう経験って、きっと過去に皆さんあるのではないでしょうか?

しかし、無心で釣れる様になるまでの修行達成は、私にはまだまだ数年、いや数十年早そうです。

                                   
PENTAX *istDS Carl Zeiss Jena Pancolar 50/1.8
(Developed by SILKYPIX Developer Studio 2.0)

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by alaska-v50 | 2006-09-20 02:19 | FF雑談/釣り-Fly Fishing-


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